1996年07月04日

病原性大腸菌O157による食中毒

 5月以来、日本各地で腸管出血性大腸菌O(オー)157による食中毒が発生していたが、7月11日には大阪府堺市の小学生を中心に7月24日現在、6400人を超える患者が発生し、全国の患者は1都2府39県で累計8500名を超えた。(死者5名)

 新聞報道によると、この事態を重視した厚生省ではO-157を含む腸管出血性大腸菌(EHEC)を伝染病予防法に基づく指定伝染病にすることを検討している。
 指定伝染病になると、法定伝染病と同様、診察した医師による保健所への届け出、発生場所の消毒、患者の隔離、公費による治療などが行われる。また、検便など検査が法律で義務づけられる。
 今回は患者の人権などを考慮し、患者の隔離、発生地域の交通遮断などの措置を行わないなど、限定的な適用をされる見込みだ。  
 O157型大腸菌は1982年、アメリカでビーフハンバーガーが原因で発生した集団食中毒で初めて発見された。

 日本では1984年に初めて確認され、90年に浦和市の幼稚園で患者300名、死者2名を出した事件で、O157型菌が広く知られるようになった。ここ数年は年間50から80例の発生の報告があった。
posted by しまねこ at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 新興・再興感染症
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