1999年09月14日

西ナイル熱(セントルイス脳炎)

WHO発 14 September 1999

アメリカ合衆国のセントルイス脳炎

 蚊によって伝達されるウイルス疾患のセントルイス脳炎(SLE)が9月の始めに最初にニューヨーク市で報告された。そのうち血清学的に確認された11例のうち3例が死亡した。その他の80例は調査中である。

 診断基準に基づけば少なくとも10%はおそらくSLEと考えられる。前述の11例中9例は58才から87才の成人で、他の2例は38才と15才であった。病気の進行はこれら若い患者では深刻ではない。

 検査で診断された患者はクイーンズ地区8名、ブルックリン1名そしてサウスブロンクス2名で、地区の専門家は、全市にresmethrineの散布、マラチオンの空中散布により、蚊の撲滅にとりかかった。活発な蚊とヒトへのサーベイランスが続けられている。

 
西ナイル熱

ICD-10 A92.
* アフリカ(ウガンダ、コンゴ、中央アフリカ、マダガスカル、ケニア、エジプト)、イスラエル、地中海北部、フランス南部、インド等に見られるフラビウイルス
* 鳥類(野性と飼育の両方)だけでなく、哺乳類(特にウマで脳炎をよく発症する)や偶発的にヒトにも発病
* イエカCulex univittatus(アフリカ南部), C.modestus(フランス), C.pipiens(イスラエル)の吸血によって伝染
* 通常型は急激な熱発に、頭痛、目眩、発汗、時おり猩紅熱様の発疹、リンパ節腫大、口峡炎を合併。第3-7病日に解熱し、短期間に回復
* 脳炎型は重篤で、高齢者によく見られる。中央アフリカなど一部の国では劇症肝炎を併発している。不顕性型は頻繁で、小児に多い
(AMDA熱帯医学データベースより引用)
posted by しまねこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 新興・再興感染症
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