1997年08月21日

新型インフルエンザウイルス株A型(H5N1)

New Inflenza virus strain 新型インフルエンザウイルス株

21 Aug 1997 WHO発

 WHOは人の新しいインフルエンザウイルス株を確認した

今のところ人から人への感染はない。

 このインフルエンザウイルス-A型(H5N1)-は今まで鳥にのみ感染するウイルスととして知られていたが、昨年の5月に急性呼吸器疾患中にライ症候群で死亡した香港の3才の男児から分離された。

 しかしながら、これは今のところ人から検出された唯一の症例である。
 WHOの新興感染症監視局(EMC:Emerging and other Communicable Diseases Surveillance and Control )のDaniel Lavanchy 医師は「現在のところ、このウイルス株が人から人へ拡がる兆しはない。したがって当面特別の措置をとる必要はない。」と言明した。

 WHOは香港特別行政区の保健局、インフルエンザセンターと4つのインフルエンザ調査研究共同研究センター(アトランタ、ロンドン、メルボルン、東京)、そしてオランダの国際インフルエンザセンターとの密接な共同作業をもって注意深く(ウイルスの)拡散を監視する。

 たとえ今回の他にA型(H5N1)ウイルスが人から分離されなくても、香港または中国南部の他の地域の人がこの株に感染しているかもしれない。WHO共同研究センターからの科学者チームは8月20日に香港に到着し東京の国立感染症研究所とともに大規模な調査を指揮した。彼等は香港のインフルエンザセンターと香港保健局を補助してこの発見とその公衆衛生面での影響を予測した。

caution.gif以上の記事は私の貧困な英語力による要約です。正確で詳細な情報が必要な方は自分で原典を見ることをおすすめします。


インフルエンザウイルスの抗原型について

 A型インフルエンザウイルスはウイルス表面にあるHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)の組みあわせで分類され、人のインフルエンザのHA型はH1、H2、H3の3種類でNA型はN1、N2の2種類のみだった。
 今世紀初頭に全世界で2000万人以上が死亡したスペインかぜはH1N1、1968年に流行した香港かぜはH3N2であった。

A型インフルエンザの流行年と抗原型
1917年 スペインかぜ:H1N1
1957年 アジアかぜ :H2N2
1968年 香港かぜ  :H3N2
1977年 ソ連かぜ  :H1N1

 今回香港で確認されたH5は今まで鳥のインフルエンザウイルスにしか存在していなかった。



参考および引用文献:
「モダンメディア」(栄研化学)1997年9月号
特集:インフルエンザ
posted by しまねこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 新興・再興感染症
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36683017
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック