エボラ出血熱に類似した猿のレストンウイルス
アメリカ合衆国テキサスの検疫施設に収容されていたヒト以外の類人猿(カニクイザル)からエボラ出血熱出血熱に非常によく似たフィロウイルス属のレストンウイルスが分離された。
採集時に一匹は死亡し、別の一匹は発病していた。これらの猿はフィリピンから輸入された。現時点でヒトの病気を疑わせる兆候はない。CDC(国立防疫センター)のチームがこの施設での今後の調査を指揮している。
レストンウイルスは1989年にワシントン特別州のすぐ外側のバージニア州レストンの収容施設で、フィリピンから輸入されて死亡した猿から発見された。これらの猿たちはしばしば死に至るひどい病気に苦しんでいた。
限られた情報は、ヒトは臨床的な症状を発現しなことを示している。しかしこれは最初の事件が起きたとき症状を発現しなかった飼育係からレストンウイルスが分離され、臨床的な病気と無関係な抗体の陽性化があったことに基づいているにすぎない。
輸入ザルに対する公式な検疫手続きは最初のレストン事件の後に確立された。そしてそれは今回の感染を明白に確認したこのシステムである。
テキサス州の猿でエボラ・レストン発生
(1996/4/15)
CNNとロイター電の報じるところによると、Aliceの霊長類繁殖施設でそれは発生した。
最近、その施設で2匹の猿がエボラ出血熱で死亡した。HRP社の数人の従業員は毎日この病気を監視していた。しかし、施設のどの飼育係も感染した猿にひっかかれたり、噛みつかれたりはしていなかった。しかしながら、CDCはこの施設へ「ホットゾーンチーム」を予防手段のために派遣した。
感染した猿は3月21日にフィリピンから輸入された。一匹は3月30日に死に、もう一匹は先週末に死んだ、とテキサス保健局の伝染病学者のBen Barnettは述べた。
この流行は1989年に一掃されたレストン研究所の猿の集団と同種の系列のものと信じられている。テキサスでも1990年にエボラ・レストンが報告されている。この事件ではいく匹かの猿が死んだが、人への感染はなかった。

以上の記事は私の貧困な英語力による要約です。正確で詳細な情報が必要な方は自分で原典を見ることをおすすめします。