ジカ熱はデング熱と同じフラビウイルス属であり、感染様式も似通っているとされる。また媒介する蚊も日本国内に生息するネッタイシマカであることから、一昨年のデング熱と同様のことが起こる可能性がある。
すなわち、海外でジカ熱に感染した患者が国内で蚊に刺され、その蚊が他の人を刺すことでヒト〜蚊〜ヒト感染を引き起こすことが十分に考えられる。
防疫関係者はデング熱の後には同じ蚊媒介感染症のチクングニア熱が国内侵入する可能性を考えて、警戒していたようだが、ジカ熱はノーマークだったかもしれない。しかし、ジカ熱の流行が報道されてあまり間をおかずにジカ熱を4類感染症に指定すると発表されたのは、チクングニア熱を想定したシミュレーションが生かされたのかもしれない。
蚊媒介感染症予防指針(案)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/dengue_fever_jichitai_20150428-02.pdf
(この項は、ブログ主の個人的な感想です。)
2016年02月03日
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